最も重要な掟

父と子と聖霊の御名によりて アーメン

 彼らの議論を聞いていたひとりの律法学者が進み出て イエスが立派にお答えになったのを見て尋ねた。

「あらゆる掟のうちで,どれが第一でしょうか」

イエスはお答えになった。

「第一の掟は,これである。『聞け 私たちの神である主は,唯一の主である。

心を尽くし 精神を尽くし 思いを尽くし あなたの神である主を愛しなさい。』」

「第二の掟はこれである

『隣人を自分のように愛しなさい』

この二つに勝る掟は他にない」

律法学者はイエスに言った。

「先生 おしっしゃる通りです。『神は唯一である。他に神はいない』とおっしゃったのは本当です。

そして『心を尽くして 知恵を尽くして 力を尽くして神を愛し また隣人を自分のように愛する』ということは どんな焼き尽くす献げものやいけにえよりも優れています。」

イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て

「あなたは神の国から遠くない」

と言われた。

もはや,あえて質問する者はなかった。

ー黙想ー

アダムとエバは,神の言いつけよりも,蛇の誘惑に魅かれ 信じ 従った。

自分たちを造り 愛し 護っていた父である神よりも 蛇を選んだ。

そして,エデンの園から追放された。

その息子であるカインは,嫉妬により 弟を殺し エデンの東,ノド さすらいの地に住むこととなった。

こうして人間は 罪を犯すごとに エデンの園,つまり神が住まう天国から遠ざけられた。

さて,ここはどういう場面かというと,エリコで盲人バルティマイを癒したイエスらは,エルサレムに到着した。

民衆に 熱烈な歓迎を受けたのだが,こともあろうに イエスはさっそくエルサレム神殿の境内で商売人たちを追い出した。

「こう書いているではないか『わたしの家は 全ての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである』

ところが あなたたちは それを強盗の巣にしてしまった」

イエスのこの言動に 祭司長たちや律法学者らは大変なプライドを傷つけられた。

長年 聖職者と律法の専門家とされ 人々の上に立っていた人々が,イエスに恥をかかされたのだから たまったものではない。

当時その神殿は,階級 土着ユダヤ人 外国人(異邦人) その他 立ち入れる場所があちこち分かれていた。

「あなたはここで祈りなさい ここから先は入ってはいけない」「あなたさまはどうぞどうぞ 奥の間に」例えばこんな感じね。

黒人差別とことのほか騒がれるのだけれど,現実には どの国にも どの地方にも どの民族にも それはあった。

キリストを信じると言って キリストに祈る国でさえそうなのだ。

ジョンレノンの言葉は面白かったね

「お金持ちはこちらの席で宝石をジャラジャラ 貧乏人はあちらの先で拍手を」だったっけ?そんな感じの事言って笑わせてたね。

あの人は,若者にしろ誰にしろ 地上には イエスよりもビートルズを知っている人々の方が多い という事を言って その言葉尻を捉えられ 大顰蹙を買ってたね(笑)

事実なんだけれどね。有名人だったから。

キリスト教の国じゃない人々は 実際 「イエス・キリスト?誰それ 美味しいの?」でしょ?

日本人であり 彼の2番目の妻ヨーコから そんな話を聞いたのかもしれないね。

有名人を 宣教 広報 広告塔に使う新興宗教・カルトはまさに その効果を利用してるね。

 この時 神殿でのイエスは,まさに神の霊に取り憑かれたかのように怒りをあらわにした。

神殿の境内で 神に献げる鳩を売り 外国人の貨幣を両替し 取引し ガヤガヤ賑やかだったでしょうね。そこで商売していた人たちは かなり 儲けていたでしょう。動物だなんだ 卸しにくる荷車だの飛脚だのも行き交っていたのかな?

言葉のわからない外国人から 両替人はこっそり多くとっていたかな?それでいて 外国人は神殿の隅っこで祈れとか?

わからないけどね とにかくイエスは怒った。

祈りの家を 強盗の巣にしてしまったお前ら と。

そこで,祭司長、律法学者、神殿で商売ができる人たちもまた イエスに激怒した。

彼らは イエスを殺そうと謀ったのだけれど,人々がイエスの説教に夢中だったので できなかった。

同じユダヤ民族であり,兄弟であるイエスに対し 殺意が生まれた。

殺そうと謀った。

神の事を教える人々 それを生業とし その専門家として生活している彼らが だ。

イエスと弟子たちは夕方になると都の外に出て 夜を過ごした。

そして また エルサレムの神殿境内に入る。祭司長 律法学者 長老たちはイエスのところにやってきて苦情をいう。それに対し イエスが答える。

さらに怒りをかう

彼らはイエスの言葉尻を捉え なんとしても陥れたかった。そこで 今度は ファリサイ派やヘロデ派まで遣わした。普段 仲の悪い者たちが 祭司長の元 団結してイエスを陥れるために張り切った。

その次は サドカイ派の人々がイエスのところにやってきては イエスを試すために質問を投げかける。

それらのあとが,今日の福音 「最も重要な掟」の場面。

ファリサイ派というのは,ハスモン王朝時代に派生したユダヤ教の派閥。❶律法を守る事 ❷安息日 断食 施し などによる清め に精進していた派閥。律法を守らない 汚れた人々と私たちは違うのよ といった感じで 自分たち自ら 人々から「分離した者たち」「選ばれた者たち」現代でいう意識高い系の人々。パウロはこのファリサイ派の人であった。律法主義者らもこの派に属する。

この流れを組むのが 現在ハリウッドやセレブで大流行の カバラ教団。

サドカイ派は,ユダヤ教二大勢力の一つで,祭司 上流階級の人々。律法解釈や生活実践で ファリサイ派と当時対立していた派閥の人々。ファリサイ派の人々は 「霊 天使 復活」を信じていたけれど,サドカイ派の人々はこれを否定していた。サドカイとは ダビデ時代の大祭司ツァドクからとられたもの その子孫だという人々もいれば 「正しい」という意味から名付けられたという人々もいる。

エルサレムに入ったイエスは こうして 命を狙われる事となる。

それまで対立し 仲の悪かったファリサイ派(+律法主義者)とサドカイ派も 敵をイエスとして協力しあった。もちろん 商売の邪魔をされた商売人らも 彼らに雇われているならず者らも一致団結。

ところが イエスは神の聖霊とともにいたため 彼らが勝ることはなかった。

そして今回 この箇所でも 命じられてやってきた律法学者に みずから言わせた。 

何が最も重要な掟か

心を尽くして

知恵を尽くして

力を尽くして

神を愛すること

心をつくし 霊をつくし 神の事を第一に考える, 神がお与えになった掟が何より大事と言い人にもそうしろと厳しくするなら

神殿でぎゃーぎゃー商売をさせているのはどういった了見なのか。そこで商売するために 商売人たちにどんな条件を与えていたのか。今でいう賄賂もあったのかもしれないね。運び込まれた 鳩やら何やらは どうやって手に入れてきたのかな。もしかしたら 盗んできたもの 脅して手に入れてきたものもあるのかな?神様にしかわからないね。

第二の掟は

「隣人を自分のように愛する」

「これらは どんな焼き尽くす献げものよりも大切です」

お偉い方々に命じられてやってきた律法学者は イエスにそう言った。

 実際は 焼き尽くす献げものを境内で売買し 献げものがなければ神殿にお参りさせない。つまり強制。そこで売っている鳩や羊やら何やらかにやらを 両替し 購入し 持参しないと お祈りができない という。

異邦人の席をわけ 身分の低い者は見下され 汚れた者とされたもの 献げものを買えない貧しいものたちは道端に置かれ。

さらには

ユダヤ教徒のユダヤ人にあり 長老らが我が子と言うべき同じ民族であり 兄弟であるイエスを殺そうと謀っているのだ。

そのためにこの律法学者は,イエスのところに行けと言われてやってきたのだ。神に仕えているという祭司長らに。

おそらくこの頃はそのように,簡単に人を十字架につけ 石打ちにすることが 常態化していたのだろう。

神に遣える身でありながら

それを生業としていながら。

神殿の中心にいながら

神殿の住人でありながら

いつも神殿にいながら

神とは最も遠くにいた人々。

そこに神は イエスを派遣した。

今日は そんな場面でした。

恵みあふれる聖マリア

主はあなたとともにおられます

主はあなたを選び祝福し

あなたの子 イエスも祝福されています

神の母聖マリア

罪深い私たちのために

今も死を迎える時も

神に祈ってください アーメン

作成者: sumiremama

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